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話のオチのつけ方

今回は、話の組み立て方についてです。

 

よく、オチのない話という表現が使われますが、オチとは何でしょうか。

 

オチとはすなわち、その話のハイライトです。

 

 

面白い話であればその話の面白い部分。

何かを伝える話であれば、その伝えたい部分がオチになります。

 

オチというと、面白い話のときに多く遣われる表現ですが、まじめな話やプレゼンなども基本的な仕組みは同じです。

 

そして、俗にオチのない話といわれる話をよくよく観察してみると、意外なことに気付きます。

 

何かというと、オチ=話のハイライトとしたときに、オチは話の中に存在しているんです。

 

ではなぜ、オチがないという表現が使われるのか。

 

 それは、聞き手がオチを発見できなかったからです。

 

つまり、話のオチは、相手に伝えたいところをわかりやすくしてあげればつけられるということです。

 

たとえば、下の話は千原ジュニアさんが話のテクニックを話すときに使っていた例文です。

 

 

バイクで信号待ちしているときに、隣に真っ黒い怖い人が乗ってそうな車が止まってきたんですね。

 

で、怖そうな人が絡んできたら嫌だから、横は一切見ないようにしてたんですよ。

 

そしたら、目の端で車の窓がサーってサングラスかけてる人の顔がチラッと見えて、

「ジュニア!!」って声かけてきたんですよ。

 

僕の念が通じたのかわからないですけど、信号が青に変わってくれて、

最後にどんな人だったんだろうと思って、チラッと顔を見たら、

「いいとも」(2人の競演していた番組)に向かってるタモリさんだったんですよ。

 

 


もちろん、これまでに紹介してきた声のトーンや表情の使い方などを使わなくてはいけませんが、話の構成はしっかりしています。

 

この話のハイライトは何なのかといえば、
「隣に怖い人が来たと思ったら、サングラスかけてるタモさんだった。」という点です。

 

このハイライトを活かすために、まず正体を明かすのはラストに持ってきています。

 

また、前半の怖い人が隣に来たという緊張感を高めるために、いろいろと自分が怖かったという描写を増やしています。

 

そして、いろいろといってますが、話の構造としては上の二点に関係ない点は何も話していません。

 

話にオチがない人は、緊張感を高める部分と最後のハイライト以外にも、いろいろと話してしまい、最後のハイライトに注目が集まりません。

 

その結果、聞き手がオチを見つけられず、オチがないといわれてしまいます。

 

もちろん、ハイライトには、最後の最後でスポットライトを当てるというのも重要です。


今回の話は、枝葉末節に過ぎません。

 

ですが、こういう小技をしっていると、自信がもてるようになるというのもあると思います。

 

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